スノーボードでバックサイドが苦手な方は多いと思います。
以前お伝えしたバックサイド特集の記事で書いたとおり、滑りのコツはこの記事にまとめてあるのですが、腕を磨かなくとも(?)ちょっとしたビンディングの調整で滑りが改善できる場合があります。何をやってもうまくいかない!という人は、ビンディングの設定を疑ってみると良いでしょう。
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人によってはちょちょいと調整するだけで、バックサイドの悩みが吹き飛ぶかもしれませんよ!?
ハイバックとブーツの隙間に注目
ビンディングにブーツを装着し、ハイバックとブーツのかかと側を確認してみてください。こんな風にスキマがあいていれば、しめたものです。
ハイバックのサポートが足りず、足下がぐらついている可能性も
以前の記事で雪面とエッジとの喧嘩について触れましたが、喧嘩の結果、雪面側が負けるorボード側が負ける。のどちらかの理由でこのような状況になります。
後者の例では、ターン後半の圧に負けて板のたわみが限界を超えてしまうケース(前回記事)の他、足下のサポートが足りないケースも考えられるのです。
Jターン、カービング斜滑降、棒立ち、ノーズドロップetc・・・、各パート毎の練習で動きを工夫してみたが、どうにもならないぞ・・・!と嘆く前に、セッティングを変えてみましょう!
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その差、僅か5〜10度
ビフォー
アフター
ほんの少し(5〜10度ほど)ブーツの背に、ハイバックをぴったりくっつけるだけです。
これだけで、バックサイドのサポート力が増し、板を立てる力が今まで以上に強くなります。
フォーワードリーンをたくさん入れると、ヒールエッジに乗りやすく(バックサイドサーンがやりやすく)なります。フォーワードリーンを入れなさすぎて、ブーツとバインディングの間に隙間があるのは、駄目ですよ。
仕組みはこういうこと
ターン後半では雪面からの力が強くなるため、ブーツとハイバックとの間に遊びがあると、エッジが緩む方にどうしても押されがちです。しかし、ハイバックがブーツにピタットフィットしていることにより、エッジが緩まないよう(角付けを維持できるよう)支えることが可能となります。
つま先を立てることばかりを意識して、すぐにスネの筋肉が疲れてしまう人は、ブーツとハイバックがぴったりフィットしているかを確認してみましょう。
デメリットも有り。トリック系とのトレードオフ
レスポンスが良くなる分遊びが少なくなるため、オーリーが難しく(シビアに)なります。エアをたしなむ方はくれぐれも怪我しないように注意してください。また、慣れないうちは太ももが疲れやすいです。
ともあれ、人によっては、セッティングを変えるだけで劇的に良くなる可能性があります。今一度チェックしてみてください◎
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