衝撃的なタイトル。あくまで私見なのでずばり最初に言いますが、バッジ2級と1級の間にある最も決定的な違いは、ターンインの際の前足の捉えだと考えます。
バッジの有無に関わらず、リフトから色んな方の滑りを見ていると、うまくターンできない人の多くは前足に体重が乗っていないことが多いです。今回は、そのコツについて触れてみたいと思います。
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ターンの始動の瞬間は前足に一瞬でも力がかかっていないと、きれいに滑れない
過去記事でも、切り返しの際は前へ!と言っているのでこの一言に尽きるのですが、ノーズドロップや、押し出しetc・・・様々なパート練習を繰り返していると、ターンの始動の瞬間は前足に一瞬でも力がかかっていないと、きれいに滑れないことが感覚的に分かっている人は多いと思います。
前足荷重にすると、スノーボードの方向付けがしやすく、スノーボードを自然にしならせることができます。そのため、ターン前半に都合が良い姿勢なのです。きれいにカービングできるかどうかはターン前半で決まる!
スノーボードの滑り方:荷重位置 | スノボーのスー
スムーズなターン始動には欠かせない、前足の使い方。 カービングでの鋭いノーズの捉えや、ノーズを中心にした実践的なズレのコントロールなど、前足を自由に使えるとライディングの幅が大きく広がる。【JOINT CAMP 2012 in 猫魔スキー場】 - スノーボード@デジエントリー
ターン始動時が肝心
バックサイド対策の記事でも触れたように、ターンの改善点を探っていくと、うまくいかないポイントの前のステップが原因であることにたどり着きます。これを突き詰めていくと、結局ターン始動が一番肝心ということになりますね。
スピードが上がるとうまくいかないのは、速さに付いていけてないから
スピードが上がるほど、切り返し〜ターンインの間までの猶予時間が短く(瞬間的に)なってきます。中低速での動きと同じスピードでは間に合いません。
こちらの記事でも詳しく書いていますが、手っ取り早いのは意識を変えることです。
まずはこの動画をご覧ください。
注目は、1:09、1:24、4:00、4:03です。(太字が特に分かりやすいかと)
いや〜。かっこいいですね。こんな風に滑れたら気持ち良さそう★★★
で終わってはいけません!
キャプチャしてみた
流して見るとあっという間ですので、キャプチャしてみました。
ここから
こう
ここから
こう
ここから
こうです。
どうです?ガッツリ前足から喰ってるのが分かりますか?
重ねてみた
最も分かりやすい4:00のキャプチャを重ねてみました。
右がフロントサイド終盤〜切り返しに向けて始動しているところ。左がバックサイドのターンインです。
高速カービングしながらでも、かなりはっきりと前足に体重を乗せにいっているのが分かりますね。
前のターンの終わりからの意識が肝心!
前足の捉えをを行うには、直前のターンの終盤からの意識が肝心です。切り返しの前の段階から、後ろ足の足場を意識して前に重心を移動。切り返し直後から曲がり始めまでの間にガツンと前足で捉えるイメージ。
スピードが乗ってくると、景色がハイスピードで流れてくる中、自分だけが前に移動するイメージになります。まるで人ごみの中を逆走するかのように。見えない重たい何かに抗うような感覚です。
少しスピードが上がってくると、とたんにうまくいかない方は、この前後の移動が間に合っていない可能性があります。バッチテスト受験予定の方は日頃から検定バーン相当の斜度・スピードでこの動きに慣れておくことで、本番でも役立つこと間違いなしですよ◎
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