今回はカービングターン中の荷重についてです。
テク選優勝の中本優子デモのカービング動画を見ていたら、何か分かった気がしました!
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もしかして、荷重することの本質はかなりシンプルなのかも!?
荷重のポイントは②〜③にかけてです。過去の記事では、傾けた体軸(=重心軸)を基準に、重心を下げると書きましたが、今回はこの部分を違った観点で掘り下げてみたいと思います。
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まずはお手本。TOPに貼った中本優子デモのカービング動画をGIFにしてみました。
バックサイド。
続いて、フロントサイド。
体軸に沿って真っ直ぐに重心を下げているのが良く分かると思います。このシーンを何十回もスローで見ていたら、気づいてしまったのです!
今回の新しい発見。もしかして雪面の圧が勝手に押してきてくれる!?
さて、一方で、この図です。
ターン前半から中盤にかけて、自然と雪面の圧が強くなってくるイメージを書きました。
①のあたりでは雪面の圧はまだまだ弱いのですが、②に向かうにつれて雪面の圧が強くなってきます。このことはカービングターン(谷回り)を練習している皆さんでしたら、感覚的に分かるかと思います。
雪面の圧を擬人化!
雪面からの圧を、簡単なイラストで書いてみました。いかにも弱そうな①さんと、いかにも強そうな②さんです
板を持ち上げてもらいました。
ターン中っぽく、傾けてみました。
①と比べて、②の方がよりたくさん板を持ち上げて(押して)くれています。
ターン中盤に圧が強くなると「雪面が板を押す力」が強くなりますので、これを利用して軸上で重心をキープすることに集中すれば良いのではないか!?と考えたのです。
ターン中は、体軸が倒れることと、重心を下げることが同時進行
冒頭の中本優子デモのカービング動画は、まさにこんな感じです。
ですが、上述の雪面からの圧を考慮すると、、、こんなイメージ
体軸上に重心をキープする意識を持てば、荷重は上手く行く(はず)!
これまで説いてきた「体軸に沿って真っ直ぐ重心を下げる」という感覚を、雪面からの圧力の存在を意識すれば「自分はただ重心軸を外さないようにだけ気をつける」に置き換えることが可能ではないか!・・・と、ふと閃いたのです。
こうすることで、さらにターン中の動作をより一層シンプルに捉えることができるはずですよね。もしかしたら、加重というのはとても単純なことなのかもしれません★
ストロークは屈伸とは違う動きです。低い姿勢になるとき、腰が体軸から外れていくと思いますが気にしなくてもOKです。腰を入れた感覚を持ち続けるようにだけ気をつけて下さい。
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