13-14シーズン総括その1として、これまでの経験や、新しいアイディアなどを今一度整理しておきます。過去記事で断片的に紹介してきたカービングターンのコツを、ごくシンプルに、ターンの流れに沿ってまとめてみました!
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前提。棒立ちカービングとノーズドロップをおさらい
カービングターンをこれまで以上に洗練さていくには、体軸による角付け、前後の重心移動をレベルアップさせることが重要です。まずは基本の動作ということで、以下をおさらいしてみてください。
棒立ちカービング
ノーズドロップ
どちらも私が好んで練習しているメニューです。この2つがあれば、たいていの斜面で基本に立ち返ることができますので。
私がバッジ1級を合格した時のインストラクターさんに言われた、心に刺さった一言を添えて。。。
1級合格おめでとう。
でも君はターンインの際の軸がズレている(体軸が折れている)!
1級レベルでは合格点が出たものの、この先を目指すなら必ず行き詰まることになる。もっと上手くなりたいなら軸作りを練習しなさい。
ということで、以下、シンプルなコツをまとめます。
チャーシューメン理論で、待つ・保つ・崩す
待つ。〜体軸が倒れるまで〜
切り替えし直後から②と③の間ぐらいまでです。
待つときの体制は基本姿勢で。カラダが倒れていくのを待つだけです。内傾(リーン)が取れないことには、この先いかんともし難いのです。
保つ。〜自然と低い姿勢が取れるまで〜
③までの間です。③に到達する頃には、雪面からの圧がだいぶ強くなってきますので、重心軸をキープすることに注意を向けてください。上手く行けば雪面からの圧によって自然と低い姿勢が取れるはずです。
コツは、丹田(おへその下)に意識を集中すること。体幹力を鍛えておくと良いことが多いです。姿勢の取り方はこちらを参考にしてください。
崩す。〜仕掛けるのは自分から。ターン後半は受け身ではダメ〜
④の前後です。ターン後半は、自ら「わざと」バランスを崩しにいきます。
何もしないと雪面からの圧で崩されてしまいます。そうではなくて、自分から崩しにいくことが秘訣です。
カービングターン中は、多くの動作をいっぺんに行うのは難しい!
パート練習は出来たとしても、いざターンの流れに乗ってリズムよく動作を行うとなると、最初はなかなか難しいと思います。
ですが、待つ!保つ!崩す!と、合い言葉のように簡単なキーワードをターン中唱えることで、流れに乗ったターンに近づけると思います。ゴルフのスイング練習で昔あった、チャーシューメン理論ですね。*1
これで、体軸の傾きを主体とした滑りが洗練されていくことでしょう!
ロングターンなので、高い姿勢でリーンそのものを大きく傾けて、そこから荷重(加重)やストロークを有効に使った方がいいと僕は考えます。
高い姿勢で積極的に体軸を倒すターン入り方は実はとても難しいし勇気がいります 。
また違った感覚で練習でき滑りがさらに磨かれることと思うので是非やってみて下さい。
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*1:何を隠そう、私が1級を受けたときも、リーン!低く!アウト!・・・と、前半・中盤・後半の動作を忘れないように心の中で唱えながら本番に望んだのです(笑)