久々にスノボハウツーです。
昨シーズンまで、「こうすると良い」「この練習が良い」という記事を中心に書いてきましたので、しばらくは「こうするとうまくいかない」というシリーズをリリースしていこうと思います。
記念すべき第1回目は、ローテーション。
ローテーション=板との同調!
ターンの3代要素と言われている、角付け、荷重、ローテーション。一口にローテーションと言っても、順ローテ、逆ローテなど、使い方・解釈も様々です。
言葉の額面に囚われると混乱してしまうので、あえてここでは「ローテーション=板との同調」と定義して話を進めます。
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板とカラダが同調できていない典型例は、切り返し時、ターンの仕上げ時に頻発
こちらの図で解説します。
切り返し時のひねりすぎ
切り返しの際(※ロングターンを想定)にカラダをねじり過ぎると谷回りがとてもズレやすくなってしまいます。
特にフロントサイドからバックサイドへの切り返しの時にこうなってしまっている方をよく見かけます。
次のターン方向(点線部分)を視界に収めようとするあまり、カラダが次のターン方向へ過度に開いてしまっているケース。
フロントサイド終わり〜切り返し時に、バックサイドターンしようとする方向にカラダを捻っていませんか?ロングターンだと、切り返しの際カラダはほとんど捻りません。進行方向よりもややナナメ前方に立ち上がるイメージです。
バックサイドだとずれやすくなり、フロントサイドだと早く曲がりすぎてしまう(ターン弧が左右不均等)ことになってしまいます。
早く曲がってしまう一番の原因は、目線が先に行き過ぎ(右方向を早く向き過ぎ)なことです。
それを防止するために、バックサイドからフロントサイドに切り換えた後も、そのまま左方向を見ておきます。
ターン仕上げのひねりすぎ
次いで多いのが、ターン後半の仕上げ時。ここでカラダをねじり過ぎると、雪面と板が「ガガガ」と喧嘩してしまいます。
切ろう切ろうとするあまり、ローテーション過多になっている状態。
きれいなカービングができるようになってくると、ついつい「もっと切ろう!」としてこうなっちゃうんですよね・・・。心当たりがある方もきっと多いはず。
山回りで圧が集中しているから、ガッガッガッとエッジがずれるとよく言いますが、どんなにストロークで調整しても骨盤の向きが悪いと、雪面とエッジの喧嘩はなくなりません。
どちらのケースも、板の進もうとする方向とカラダの向きの不一致が原因
これらのパートで必要なのは「板との同調」です。
ターンインでは、「視界に収めたい!」「早く切り返ししたい!」という思いが。
ターン後半では、「もっと切りたい!」という思いが。
どちらも上手に滑りたいという意識が先行しすぎると、皮肉にも板とカラダの向きが同調できていないことになるのです。
やっぱり、動画を撮って何度も分析をしてみるのが良いですね。
まとめ!
切り返し前後にカラダをねじり過ぎるとヨクナイ。
シンプルな棒立ちカービングで、板とカラダの向きを同調させることを意識してみましょう!
特に無理やりカラダをひねってしまう癖のある方は要注意!
矯正にはシンプルな棒立ちカービングが有効。こちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください。
JSBA1級を取得し数年経った今。。。我ながら、なかなか上手くなったものだ!と、上達を実感した今、振り返ってみると最も効果があった練習は、棒立ちカービングだとき...
では!
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