前回記事でも触れたとおり、近頃ターンが安定せず、滑りにムラがあるのが最近の悩みだったのですが、スクールに入って滑りをチェックしてもらったところ、驚くほどあっさりターンが安定するようになっちゃいました。
そのヒントが「目線」。1時間半程度のレッスンで、目線の重要性を身をもって体験しましたので、紹介したいと思います。
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バックサイドが安定しない原因は?
過去記事でも紹介したとおり、バックサイド対策としていろいろと考えてきたところですが、スピードが出ると今ひとつその精度が確たるものにならない事にずっと悩んで悶々としてきました。
上手く行く時もあれば、ターン内側に尻もちを付いたり、板と雪面が喧嘩してガガガとなる時も。実に様々なシチュエーションに遭遇します。
滑るたびにどれかの症状が出てきてしまうのですが、滑っている本人にはその原因がさっぱり分からず困っていたのです。
意を決してスクールに。テク選上位のA級インストラクターに指南。
原因が分からないというのは自分で打てる対策に限界が来ている証拠。早いところ専門家に助けを求めるのが近道なのですが、肝心なところで貧乏性が災いしてレッスン受付ギリギリまで悩む。。。
結局は「得るものが無くてもブログのネタにはなる」という決断から、レッスンを受講。この判断が結果的に大成功でした。
担当は、今年のテク選全国大会で上位に入賞されたガチンコのインストラクターさん。A級ライセンス保持者です。
シーズン終盤で他のお客さんも少なかったせいか、運良くマンツーマンレッスンでした。
滑りを見ての開口一番「目線が近い」
「雪山田さん、滑り込まれているだけあってお上手なんですけど、目線が近いです。」と最初にずばっと指摘を受けました。
目線・・・!
これまで体の動きばかりに目が行ってしまっており、まったく意識してませんでした(笑)!
ターンの安定・不安定を決定しかねない、目線の向き
ターンが上手くいかない原因も丁寧に・理論的に解説してくれました(納得&感動!)
例えば、ターン内側に転ぶ例。
板が進もうとしているラインよりも、目線の方が横に引っ張ろうとしているケース。
目線を向けた方向に体(重心)も動いてしまい、板の滑走ラインとの開きが限界に来たところで転んでしまう。
そして、板がガガガとなる例。
こちらは、目線が谷を向いたままになっているケース。
板は斜め下に進もうとしているのに、それを無視して重心は真っ直ぐ谷に行こうとする。これで余計な圧が掛かってしまい、雪面と板が喧嘩してガガガとなってしまう。
私の場合、ターンが安定したりしなかったりする原因は目線によるところが大きい。というのを分かりやすく教えていただけました。
A級インストラクターが教える理想的な目線の動かし方
谷回りからフォールラインにさしかかるあたりは、、、
真っ直ぐ谷方向を。
そして、ターン中盤にさしかかったら、、、
次のターンピークを見なさい。ということでした。
これを実際の滑走中の視点から言うと、
①谷回りからフォールラインまでは★印の位置。
http://golgo13zilch.blog.fc2.com/blog-entry-2400.html
いままでの意識からすると、かなり遠くです。
②ターンピークにさしかかったら、次のターンの谷回りまでこちらの★の位置
これもかなり遠くですね。
それぞれ遠くに目線を置いた状態で、、、
①谷回りからフォールラインまで
↓
②ターンピークから次のターンの谷回りまで
遠くに目線を置いたまま、目標点を動かすと良いという事を教わりました。
一連の動きをgifにすると、おおよそこのようなイメージです。
(遠くに目線を置いた状態で、端から端へと目線が大きく動いて行く)
びっくりするほどターンが安定
何本か見てもらいながら、「目線が近い!」「はい動かす!」「次はこっち!」と都度さじ加減を指示してもらいます。
レッスンが終わる頃には、目線を動かすタイミングもだいぶ掴めるようになり、気がつけばターンの不安定さはどこかに消し飛んで行ってしまいました。
恐るべしA級ライセンス。
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客観的な視点は参考になる。スクール入ってすごく良かった
やっぱり一人で悩んでいても限界が来てしまいます。
基本姿勢のチェックや荷重の姿勢、なにか間違った動作をしているのではないか?と、初心に帰ってイチからプロの目で厳しいチェックを受けたのですが、「技術的に何かが大きく不足しているということは無く、目線の置き方でターンが安定していなかっただけ。」という評価をいただけました。
新雪がボコボコに荒らされたバーンでの練習でしたが、遠くに目線を置くだけで、足下が不安定だったり、スピードが出たりする恐怖感もかなり軽減されることも改めて認識できました。
やはりガチンコの専門家のチェックを受けるというのはとても身になりますね。
おまけ
リフト上で、営業トークも頂いてしまいました。「雪山田さんもテク選出ましょうよ!意外と近いところまで来ていますよ。」「他でイントラしてます?うちで働きましょうよ!」
・・・いやいや恐れ多し。
しかし、まじめにイントラ界に飛び込んでみるのも得るものが大きな気がする今日この頃。
1年かけて悩んでみたいと思います。
参考になれば幸いです。
では!
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