「勇気を出してメールしてみてよかったです。」
最近ブログを通じてこんなやり取りが実際にあったので、ご紹介しておきたいと思います。
http://www.asahi.com/olympics/photogallery/100215highlights/sb02.html
あらまし
先日、私がオンラインサロンを立ち上げたのはすでにこちらの記事で紹介したとおりなのですが、
carve.hateblo.jp
ある日、「オンラインサロンには興味があるのだが、そこまでは恐れ多い。でも上手くなりたい。」という方(Iさんと呼びます)がいらっしゃって、コンタクトをとりに来てくれました。
私の方も、もともとサロンの収益を懐に入れるつもりはほとんどなくて(←近々サロンメンバーさんと一緒に滑るための遠征費に充てようかと)、さらに昨シーズンなんて完全ボランティアでこんな企画もやっていたぐらいなので
じゃあ個別にお悩み伺いますよ!
ってお返事をしてみたのです。
今回はその一連のやりとりで得られた経験を、みなさんにも紹介してみたいと思います。
ちょっと長いんですが、スノボ上手くなりたくて悩んでいるって方は、私たちがやっている活動のリアルを見られる記事です。
ぜひ気長にお付き合いいただければと思います。
迷ったけど、原点に立ち返って判断。
正直、サロン内では同じような活動をささやかながらやっています。
なので、現メンバーのことを考えると少し迷ったりもしたのですが、サロンはサロンで+アルファの価値(直接のつながりであったり、メンバー同士の交流であったり)があるので一応差別化は図られるだろう。と。
そして何より、
「上手になりたい。スノボでかっこよくなりたい」って人の願いを叶えること。
困っている人が目の前にいて、私にはそれを解決できるスキルがある。
これを使わない方がおかしいだろう。と、原点に立ち返り一肌脱いでみることにしました。
伝えることの難しさ
(写真はイメージです)
http://www.weddingpark.net/magazine/3156/
動画を拝見してみたところ、バックサイドは少し治すだけで良さげで、フロントサイドはあれと、これと、あそこを、、、という感じでした。
Iさんも、自覚症状のあるバックサイドの方はすぐにしっくりと飲み込んでいただけたようなのですが、フロントサイドがなかなかイメージがかみ合わない・・・
何度も「こういう感覚?」「それとも、こっちの感覚?」と、伝える表現を変えたり、逆に感覚を教えてもらったりと、カウンセリングに近いようなことをやったり、
こういった図を使ったりもしました。
そして、メールのやりとりに少し間が空きます。。。
お互いに考えることの相乗効果
Iさんからの返事を待つ間、「もしかしたら、途中で諦めちゃうかな・・・」と正直なところ、心配もしてしまいました。
私の表現の拙さ、ネットの限界も垣間見えたりしました。
ところが、次に届いたメールで私はとても感動させられたのです
ずっと考えていました。
とりかえず全ての元であるひねりを矯正ですね骨盤を前に出す→自分の体を谷に落とす感じですか?
今までヒール側にあった重心を立ち上がって谷側に重心を落とすということでしょうか?
答え出せたやん!
Iさんは決してあきらめたわけではなかった。
Iさんのペースで私のアドバイスを咀嚼し、自分の滑りと照らし合わせて仮説を立て、それを表現してくれたのです。
これはすごく嬉しかった。
お互いのペースで進化できる。これこそネットの強みを生かしたサービス
このブレイクスルーが訪れた瞬間って、顔を見なくても、文面から直感的に分かるんです。
今すごく(しっくり)来ましたね(笑)
人に教える、理解するのはすごく難しいですね。
と、Iさんも言ってくれています。
しまいには、「忙しいのにすいません」とも言われたのですが、私的には「やり取りが大変」という感覚はあまりなくて「ここをこうすればすごく良くなるのに、ほんのちょっとのことなのに」というイメージがどうやったら伝わるか。というのに夢中になっちゃうので、それを大変とは思わないタイプなんです。
なんでかというと、今回のように、最後に訪れる、
「あー、この感覚か!!」となる瞬間がお互い一番楽しい
というのを知っているからなんですよね。
あなたには見えない(気づいていない)階段が私には見えていて、それをどうやって導いてあげるか。こんなイメージです。
これって、一人で悩みながら滑るよりも絶対効率的なんです。だって自分の中で「こう動けば良い」って答えをある程度確信して実践するんですから。
次回滑りに行くといきなり進化できてるんですよ。
ネットを通じたやりとりの利点
やりとりに時間がかかりがち。というデメリットは確かにネットにはあります。
でも、一方で、
- 時間が限られたスクールだとどうしても尻切れとんぼになってしまいがち
- 実際に改善点を試してみて上手くいけば、当然「もっともっと!」となる。
- でも頻繁にスクール通いをするのは普通の財力の人はちと厳しい。
- 生身のやりとりだとお互いにバックグラウンドが無いと即レスのやりとりってできない(もちろんお互いの相性もある)
・・・と、リアルスクールの惜しいところも意外とあるんですよね。
また、書店に売っている本やDVDも当たり前なのですが一方的に情報を受けて終わり。じゃないですか。
そういう経験を痛いほどしてきた私は、ちょっと変わったアイディアでサービスを提供してみたって次第なのです。
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悩めるスノーボーダーよ、カモン!
http://blog.goo.ne.jp/osorass/e/c17f3bec242c2678285453dabf48b129
そういうわけで、私の門はいつでも空いています。
悩んでいるけど、、、踏ん切りがつかない、、、という方、一歩を踏み出してみるのも良いのでは?と思います。
万物がそうだったように、変化を受け入れた人が、進化できるのです。
では!