以前の記事で加重することについて触れましたが、前記事の平間デモの動画を参考に、より掘り下げて体の動かし方を解説したいと思います。
また今回は、武井壮が語った「スポーツが短期間で上達するコツ」が説得力あり過ぎてスゴいという記事も参考にしています。
スポンサーリンク
前回のおさらい+α
正しい荷重でより切れるターンに の記事のまとめに書きましたが、一度おさらいしましょう。
気づいて欲しい点として、
- フロントサイドとバックサイドとで動作に違いがあること
- 日常の動作と、ターン中の動作とでは動きに違いがあること
こう動くと良いですよ。という点として、
- 角付けが強くなる方向に重心を下げる
この3つについて以前触れました。
今回はこれらに加えてもう一つ、
- 板を効率よくたわませるために板の中心(両足の真ん中)めがけて重心を下げる
ことを念頭に、読み進めていただければと思います。
効率の良い荷重は、ボードの中心めがけて重心を下げること
このセクションで行うべき事は角付けをさらに強め、板をたわませることです。
このために必要な動作を最も効率の良い動きで行うことが、上達への近道となります。
ボード全体をたわませるためには、ボードの中心(両足の真ん中)に重心を下げること
荷重を仕掛けるポイントはターンイン〜中盤まで。
加重を発動するタイミングはターンインのあと〜中盤までの間です。加重を効率よく行うには、ターンインで角付けが上手くいって(奇麗な体軸が作れて)いることが前提となりますので、あらかじめ、前述の棒立ちカービングを十分にこなした上でやってみてくださいね★
ここから先は、体軸を感じて棒立ちカービングが出来るようになってからにしましょう。
お手本
前記事のこの動画をgifにしてみました。バックサイド、フロントサイドとも、軸に沿って重心を下げているのが分かると思います。特にバックサイドがとても分かりやすいですね。
体軸に沿ってまっすぐ重心を下げるだけなのに難しい!?
しかし、この動きをいざやろうとしても、頭で考えただけ・ちょっと見てみただけではそう簡単にいかないのが難しいところ。より実践に役立つよう、動きのイメージをつかめる方法を説明したいと思います。
板が立っているから分かりにくいので、画像を回転してみた
理想的な動作をするには、まず自分がどう動けば良いのかをイメージできないといけません。ということで、グルッと!
バックサイド フロントサイド
これでどうでしょうか?
黒い線より下は、今あなたがいる部屋の床だと思ってください。これで、あなたが今立っている部屋と、平間デモが立っている(写真上の)空間は同じ空間ということになります。
家でもこの姿勢がとれれば、ターン中もこの姿勢をすることが絶対できるはずです。
お手本があれば、補正するのもカンタンでしょ?
普段のターン中の姿勢(鏡の前でやってみてください)と、上記の写真とを一度比べてみてください。
・・・どうだったしょう。だいぶ違いがあるのに気づきませんか??
手がかりが無ければ、自分で模索したり、仮説を立てたりしながらトライ&エラーを何度も繰り返さないといけませんが、これでしたら比較的簡単に動きを比較・補正しやすいと思います。その結果、「あ、これならうまく出来そう!」というかなり確信に近い感覚を持って、ゲレンデで上達を実感していただけるは!
1個ずれててスポーツを習得するのと、今みたいな1個基準があって、そこから考えてスポーツをするのとでは、やっぱり伸びるスピードがぜんぜん違うんですよ。
こうした少しの工夫で、なるべく早く上達できる方が増えてくれれば、こんなに嬉しいことはありません!
何度も練習しているけどなかなか上手く行かない!という方は、下記も参考にしてみてください。
(重心の上げ下げを)脚の曲げ伸ばしとよく言いますが、それではただの屈伸です。スノーボードの上で屈伸をしているうちは、決して超えられない壁があります。
足裏感覚は棒立ちカービングターンのままストローク(重心を下げること)を足すだけなので、ストロークをしたとたんにカービングが出来ないのは、ポジションが前後左右に乱れたことになります。
膝の曲げを優先させるとポジションがヒールに寄りやすくなるので股関節を折り膝と胸を最初に近づけていく気持ちで小さくなりましょう。
ターン初期に体軸を正しく作っていれば、その時の骨盤の向きのまま、その方向に上体を折るだけです。
股関節を曲げて上体を折るとき、腰を入れた感覚を持ち続けるようにだけ気をつけて下さい。
ZOZOPEOPLE | 斉藤 光央 - ストロークは大切ですよ
本質はシンプルなのに、人間の動きが余計難しくしている
ターンインで作った体軸に沿って真っ直ぐ重心を下げる。たったこれだけのことなのに、ターン中だととたんに難しくなります。
真っ直ぐに立つのは簡単ですが、重心を下げる時は良くも悪くもいろんな方法があるということですね。
もし上手く加重ができれば、さらに安定して滑る事ができる他、角付けが上手くいっていればエッジが抜ける気が全くしない!感覚を味わう事ができます◎
では、良いターンを!
スポンサーリンク
こちらの記事も読まれています。