今回はオフトレのお話です。自分の滑りでどうも気に食わない部分が少なからずあるかと思いますが、そこをどうやって解決するか。という自己分析の方法論について紹介してみます。
雪がすっかり溶けてしまったので、シーズン中に比べてそんなにガツガツしなくなっている人も多いと思いますが、雪に触れる事が出来ない分、滑りの理解を深めるには絶好の機会だと思います。
来シーズンに向けて今シーズンの課題に今一度向き合ってみましょう。
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できない・うまくいかない。等の課題を解決する考え方
課題のポイントも人それぞれでしょうから、せっかくなので私の考え方のプロセスを参考に書いてみます。
- うまく行かなかったところを思い出す
- なぜ上手く行かなかったかを探ってみる
- その前段に原因が無いか視野を広げてみる
- その原因を証明してくれるような情報を手に入れる
- 家で試してみる
- しっくりきたらOK!
雪山に行きたくても行けないのを逆手に取って(!)こういったプロセスで考えています。一例を挙げて具体的に見ていきましょう。
テーマ例「バックサイド前半のエッジングが弱い」
何を隠そう、私の事です(笑)
先ほどのテンプレに当てはめてみますね。
1.うまく行かなかったところを思い出す
- バックサイド入りの角付けが甘い
- バックサイドターンがなんだか(フロントに比べて)ズレてる気がする
- 溝を掘るような感覚を得る事が少ない
- ターン弧が大きくなってしまうような気がする
だいたいこんな感じです。あんまり挙げすぎるとへこむので、このぐらいにしておきます。
2.なぜ上手く行かなかったかを探ってみる
- バックサイドターンの入りで前足に体重が乗っていない?
きっとそうなんです。わかっちゃぁいるんですが、、、なかなかねぇ。
3.その前段に原因が無いか視野を広げてみる
- 言われてみれば、フロントサイドが好きなのでついつい乗り過ぎなのかも
- もしかしたら、バックサイド前半に向けた体の移動が遅れているのかも
- カラダの移動方向が効率悪いのかも
タイミングが悪いか、重心の動かす方向が良くないのか、はたまた両方なのか、と広めに仮定をしてみます。
前の記事でも書いたとおりなのですが、
悩みが発生しているポイントを解決する方法は、その前段の動きを変えることです。
上手く行かないポイントの前段に目を向けると、高確立でヒントが転がっているのです。
4.その原因を証明してくれるような情報を手に入れる
とりあえず簡単に調べられる範囲でネットの情報をあさってみると・・・ちょうどいいのがありましたので貼ってみましょう。講師はJOINTの青木玲さんです!
滑力5 Content 2 - Long turn(Korean subtitle) on Vimeo
3.で挙げた3点目の、「もしかしたら移動させる方向がおかしいのかも」にあたるヒントです。
バックサイドターンのときは、前足の腰骨をターン内側に真横にスライドさせる
前足の腰骨 というのと、真横にスライド が私にとって新鮮な印象を受けました。
5.家で試してみる
えっと、FS後半は後ろ足に体重が乗っているから、、、この状態から【前足の腰骨をターン内側に真横にスライドさせる】、、、
なんだか前足カカトに体重が乗る感覚が今まで以上にある感じがします。
6.しっくりきたらOK!
何度か試してみて、スムーズに動けるようになったらしめたもの。雪が降ったら実践投入あるのみです。
雪降ってないときの方が、こういった事を考えるのには適している
実践投入はしばらく先になる分、結構気楽に考えを巡らせる事が出来ます。
ことと次第によっては、一晩では短すぎる場合がある。大きな問題なら、むしろ長い間寝させておかないと解決に至らない。
考え出して、すぐ答えの出るようなものは、大した問題ではないのである。
すぐに答えが出なくてもいいんだよ!ってのは、言われると安心しますね。
まとめ!
- 上手く行かない前段を探る
- 良いアドバイスを見つける(このサイトも良かったら参考にしてみてください)
- しっくりきたらオッケー
- 慌てなくてもダイジョブ
と、こんな具合でオフシーズンも密かに磨きをかける事が出来ると思います。
では!
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