以前の記事で、板をしまう時ビンディングは外しておきましょう。と書いた件についてです。
ビンディングの付けっぱなしは果たしてどの位板に影響があるのだろう?というのが気になったので実験してみたところ、衝撃の事実が判明しました!
ビンディングの付けっぱなしは板にどの位影響があるのか。
これまで友人の板等も含め何十枚という板にワックスをかけたことがある経験上、確実に言えるのが、逆オッパイ現象。
バインがしっかりと固定されていたがために、常にインサートホールの金具がデッキ方向へ引っ張られていたので、ソールも一緒に引っ張られている跡です。業界用語で「逆オッパイ」というらしいです。
ワックスをかけるときに、ビス周辺だけくぼんでしまっているような経験は無かったでしょうか?
まさにあれが逆オッパイ現象のようです。 付けっぱなしが良くない一例ですね。
ビンディングの有る無しでどのくらい変わるのか、実験してみた!
続いて、ビンディングの有る無しの差を見てみましょう。まずはビンディング付けない状態がこちらの写真。両エッジ周辺から光が漏れているのが分かります。うっすらとコンベックス形状ですね。
ogasaka、moss、bc-streamなど、国産主要メーカーの板のwaxがけを行った際、このようにソールのフラットチェックをすると、どれも皆精度が高いことに驚かされます。
スノーワークショップの店長さんに以前板の相談をしたときも
板はやはり国産がオススメ。バートンも良いけど、個体差が激しい
とアドバイスを頂いたことがあるのですが、こういったところで差が出てくるのでしょう。
では続いて、ビンディングを装着します。
裏返して同じように光を当ててみると・・・
え、こんなに変わるの!?
ビンディングを装着して、ちょうどフラットになりました!
並べてみた
正直、ブログのネタになるかどうかも半信半疑で実験してみたのですが、これほどはっきりと分かる位ソールの形状が変わるとは、、、
付けっぱなしにすると、次第にコンケーブになってしまう!?
ややコンベックスだったソールが、ビンディングを付けた瞬間フラットになるぐらいなので、そのまま付けっぱなしにしておくと・・・次第に板がコンケーブになってくるのは容易に想像がつきます。
滑走面の断面を見ると、コンケーブは断面が凹状に、コンベックスは凸状の形をしています(下図参照・灰色の部分はエッジです)。
ギターでも、演奏し終わった後はペグを半回転ほど緩めておかないと、次第にネックが沿ってきてしまうのと同じ理屈でしょう。
コンケーブは、エッジが引っかかる!ともすれば逆エッジの嵐に。
私もコンケーブはあんまり好きじゃないです。切り替えしがシビアになるし、スピードを出してるときにエッジが引っかかって吹っ飛ぶのは嫌なので。そしてなにより足下を気にしてしまうのは精神衛生上もよろしくない!
ビンディング付けっぱなしの人は、今すぐ外しましょう!
ということで、軽い気持ちで実験してみたところ、意外にも影響が大きいことが分かってしまいました。
乗りやすい状態を保つには、やっぱり板にストレスが掛からないように保管するのが一番ってことです!
では!
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