角付け、荷重までうまくいったら、難関のターン後半です。動作のポイントは④の前後です。
カービングターンでありがちな悩みは後半に集中
- 特にバックサイドでターン内側に転ぶことが多い。
- フロントサイドでは、腰がポキっと折れて手をつくことがある。
- ノーズが雪面に刺さってしまう。
- 山回りが苦しい。なんだか耐えるばかりな気がしている。
このブログをご覧の皆さんの中にも、何か心当たりはないでしょうか?
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じっとしていると、外からの力に負けてしまう
ターン前半〜中盤までは、比較的雪面からの圧力が少ない状態のため、外からの力をあまり意識することが無いのですが、ターン後半は最も雪面からの圧力が強くかかるため、この力にどのように対処するか、自ら働きかけることが重要です。
雪面からかけられる「力」の存在を認識して、対処する
この雪面からの力について少し補足します。
ターン中盤で、仮にエッジがスッポ抜けてしまった場合(左の図)、点線の方向に真っ直ぐ転げ落ちていくことになります。
ところが、ターン中はエッジがかかっているため、右の図のように、斜め下方向に曲がっていきます。
真っ直ぐ落ちるところが、斜め下に落ちていくのは、雪面からの力(太矢印)が働いている。と解釈すると、雪面からの力の存在を分かっていただけると思います。
ターン後半で必要な動作を分解する。
多くの方が、転倒したり内倒したりして、うまく滑ることができない!と感じているのがこのターン後半。うまく滑るために必要な動作を分解すると、以下のようになります。
- 荷重位置を後ろ足荷重にする(前後の荷重位置)
- 体軸の位置をターン外側に移動させる(左右の軸の位置)
- 立ち上がりに向けた準備をする(重心の上げ下げ)
このように、前後・左右・上下の運動を組み合わせる必要があるのが、難しさの原因でしょう。
自分はどの運動が苦手でうまく滑れないのか、手っ取り早く確認するには、こちらの記事で書いたポジションチェックを行ってみることをおすすめします。
ビンディングの調整・セッティングはとても重要
※この際、ビンディングのセッティングによって動きが制限される場合があります。極端にダックススタンスだったり、ハイバックの傾きが強かったりする場合は、標準的なスタンスにセッティングにリセットしてみると良いと思います。
長くなりますので、続きは別の記事にて!
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こちらの記事も参考にしてみてください。
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