今回は、アイスバーンの角付けが難しい!というテーマです。
ターン前半で作った体軸で効率よく角付けするにはどうしたら良いのか?という方法論について分析してみました。
今日のたかつえメモ。
AMはガリガリバーンでバックサイドのエッジがなかなか噛んでくれない。ターン中盤から外側にずりずりと持っていかれる感じ。うーん。うーん。
というのを今度の記事ネタにしようと思う
— 雪山田太郎 (@yukiyamadataro) March 16, 2014
というつぶやきのとおり、先日の反省点について自戒の意味もかねて、原因と対策を分析してみました。
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上手くできなかったこと=バックサイドのエッジなかなか噛まない問題
ずばりこれです。悲しいかな、1級取ってからも斜度やコンディションによってはこんな悩みが時おり生じております(´・ω・`)。しかしこれで悩んでおられる方は少なくないはず。謙虚に対策を探ってみますよ!
図で書くとこんな感じ。理想のライン取りができず、あれれ?というラインになってしまうこと。具体的には、
- エッジがなかなか噛んでくれない
- 理想のラインからどんどんターン外側に持っていかれる
- 噛まないから中盤以降も足場が弱く踏みづらい(力が外側に逃げる)
- 次のターンへと切り替えしを行う頃にはすっかり勢いが失われている
というものでした。良いこと無いずくめです(´・ω・`)
原因を考えてみた。ターンイン、いや・・・もっと前の切り替えし!?
全てはエッジが噛んでいないことに集約されるのですが、何が原因なのかを深堀りしてみます。
- 切り返しのときに状態をひねりすぎている(自覚症状少)
- 角付けが弱い(自覚症状大アリ)
- 前足の捉えが弱い(自覚症状アリ)
- 言われてみれば、”カツン”とBS谷エッジが喰う感じが少なかったかも(自覚症状大アリ)
などなど(よろしければ過去記事も参考にどうぞ。)
自己分析はこのぐらいにして、ネットの力を借りてみました。
硬い斜面でカービングに持込めないのは、エッジにまだ体重が乗りきっていない状態で軸足に力がかかってしまうためです。
「ザザザー」となりやすい(途中でエッジが徐々に抜ける)場合の大半は「待つ事」が出来ていないです。ターン入口でカービング姿勢に入ったら、両足に無駄な力を加えずそのままの姿勢をキープしてカービングが始まるのを待つ。実際これだけでカービングが出来てしまう方も沢山みえました。
あれれ?なんかいきなり核心KITA!? 他にも、
73 名無しさん@ゲレンデいっぱい。[sage] 投稿日:2010/04/15 13:39:12
エッジを立てる意識で滑るのではなく、ターン前半から結果として立てられ、乗れるポジションを常に意識してます。丁寧かつタイミングの合ったクロスオーバーです。これを動き続けて丁寧に…
クロスオーバーして・・・そっか、待てば良いのか!
以前の記事でも書いた、下図の切り替えしのイメージ。これに今回の新たな知見「待つ」を加えれば良いわけですな!
- 重心と板が入れ替われば、カラダは谷側に倒れて行く
- この間、ポジションをキープしたまま、身を任せる
- カラダはどんどん倒れてくるが気にしない
- そうこうしているうちに板が回ってきてくれる
- その頃には角付けバッチリ!ワーイ!!
こういう理屈でしょう!
エッジがきちんと噛んでいれば、板はきちんと曲がって足下にカーブしてきてくれますので、転ぶ心配は無用な訳です。なんだ、シンプルじゃぁないですか★
実際のゲレンデをシミュレートしてみると、待ちきれないケースも発生?コース幅とFS乗り過ぎに注意だ!
バックサイドの谷回りで待っているだけで良い!ここまで分かれば実践あるのみ。・・・といきたいところですが、良くあるパターンをシミュレーションし、さらに実りある練習にしてみましょう。「待つ」を邪魔する要因を排除するためです。
- 重心を適切に投げ出したのが上の図
- 真ん中は重心の投げ出す方向が浅くなった場合
- 下はフロントサイドに乗りすぎた場合
です。
実際のゲレンデでは、コース幅に制限がある場所が多いと思いますので、重心の投げ出しが浅かったり、フロントサイドに乗りすぎたり・・・というケースには事前に注意しておく必要があります。目の前に林が迫ると、待ってる場合じゃないですからね★
フロントサイドターンの後半は気持ちいいので、ついつい長々と滑り続けてしまいます。 自分が思っている以上に長くしてしまう人がほとんどです。
お手本。中本優子さんのカービング動画をGIFりました
では最後に、イメージをより分かりやすくするために、おなじみの中本優子さん動画をGIFってみました(前記事の動画から作成)。4〜8コマ目のカメラ目線に注目です。
このフロントサイド後半の軸が瞬く間にバックサイドでこの軸に!
谷回りが作れれば、あとは放っておけば体(体軸)はどんどん倒れてくる。この倒れた状態を角付けに生かす!そういうことですな。
春の早朝はアイスバーンが多いですからね。アイスバーンでも大いに学ばせていただくことができました★滑りにいきたいでござる。
73 名無しさん@ゲレンデいっぱい。[sage] 投稿日:2010/04/15 13:39:12
アイスバーンではそのタイミングや動きの量は一点しかないので、ごまかせないです。ある意味アイスバーンが教えてくれます。 がんばって!
【スノーボード】教えてカービングターン 11ターン目【フリースタイル】 - デスクトップ2ch
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そうだ。エッジ研ごう。