スノーボード カービングターン上達のまとめ!!

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初心者・中級者必見!スノボが絶対上手くなるノーズドロップの動画

ターンの上達に絶大な効果があるおすすめの練習「ノーズドロップ」ですが、「やり方は分かるんだけど、斜度のせいでへっぴり腰になってしまったり、無理矢理体をひねったりしてうまく滑れない!」という方は多いと思います。

そこで、これまでに書いてきた記事をより掘り下げて、詳しいノーズドロップのやり方を解説してみたいと思います。

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ターン始動の際に必要な前足加重感覚を学ぶ

バッジテストでの大きな着眼点の1つ(と思っている)である「ターン始動の際の前足加重の重要性」については、過去の記事でも解説してきたとおりです。

「前足に体重を乗せる」というただそれだけのことなのですが、実はとても重要で、とても難しく感じる部分なんですね。

ノーズドロップの最大の特徴は、この前足加重の感覚を簡単に掴むことができること。

そこで今回はどういった感覚で行えば良いのかと言う点を詳しく解説します。

まずはこちらのGIFをどうぞ。

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※初心者向けのとても分かりやすい動画レッスンを公開されている、親父インストラクターさんのyoutube動画をお借りしています。

スノボ 初心者vol.39 ノーズドロップ【親父インストラクターより】 - YouTube

  • まず、前足に体重をかけにいっている
  • その後はするすると自然に板が滑っていっている

こういった点に注目してみると良いです。


練習の手順

順を追って解説していきます。大まかな流れは以下のとおり。

  • 基本姿勢で停止
  • 前足に体重を乗せる
  • ターン方向のエッジに重心をかける(エッジを緩める)
  • 板が回るまでそのまま我慢
  • エッジが噛んだらゆっくり停止
  • 基本姿勢で停止

動作のコツや、上手く滑れない人のための対策等、具体例を交えて解説していきます。


基本姿勢で停止

両足均等加重で、基本姿勢で停止しています。ここからスタート

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重心は両足カカト側。山側のエッジをかけている状態です。


前足に体重を乗せる

基本姿勢の状態から、前足に体重を乗せていきます。

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重心は前足カカト側にシフト。まだカカト側エッジはかけたままで良いです。

ここで、体のひねりや、軸の移動は行いません。

この動作は家でも出来ます。前足に体重をかけるというよりも、後ろ膝を伸ばすようにすると自然と前足に体重が乗ってくるはずです。

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ターン方向のエッジに重心をかける

ターンしようとする方向のエッジに重心をかけていきます。

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前足母子球に体重が乗るようにしましょう。

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前足カカト側のエッジを緩めた瞬間から、ノーズがするすると滑り出すはず。


悩みのポイント「前足母子球に体重が乗る前に滑り出してしまう!」

ゆっくり動作をしたいのに、動いているそばから板が滑り出してしまって、なかなか練習にならない人は多いと思います。

これは、前足に体重が乗り切らないうちに滑り出してしまう、上達を妨げる要因です。

はずは平地で、前足の骨盤あたりに重さがあるか。下っ腹に力がかかっていかどうか、意識してみてください。

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青い四角の親指のあたりが腰の骨。重さを感じるポイントは手を当てている赤丸のあたり。

前膝を曲げた状態で、腰を前方に突き出してみる(弓なりに反ってみる)と、感覚が掴みやすいと思います。

かなり深部の筋肉なのでしょうか。お尻を締める時や、サイドブリッジするときに使う筋肉に結構近いと思います。

インナーマッスルを目覚めさせるにはこちらも参考にしてみてください。

この感覚を斜面でも得られるようにすることが重要です。

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友人にお願いして板を脱いでもらい、ブーツのつま先を矢印部分(板のソールと雪面との間)に差し込んでもらって、滑り出さないようにした状態で姿勢の確認をすると、感覚を得やすいと思います。

初心者の方にこれを何度かやってみたことがあるのですが「ここまで前足に乗せるんですね!」と驚かれることが多いです。


板が回るまでそのまま我慢

板が直滑降しだします。さらにそのまま滑り始めます。

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ここでも、姿勢はそのまままです。

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前の段階で、「前足の、つま先エッジ側に体重をかけたまま」ですので、ほんの1秒程度我慢すれば次のターン方向に板が回ってくれます。

それまで我慢です。慣れてない人にとっては、かなり長く感じるでしょう。

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悩みのポイント「直滑降がおっかないので、すぐにターンを終了させてしまう!」

直滑降の速度に慣れていない人、板をターンさせることに慣れたばかりの人は、どちらのエッジにも乗らない瞬間というのは怖いものです。

この恐怖心、早く安心したい!という気持ちが、ついつい早く仕上げすぎてしまう。

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でもそのまま我慢です!

どのぐらい前足に体重を乗せて直滑降できるかは、こちらの記事にまとめています。

友達に真横から動画を撮ってもらうと良いですね。


慣れないうちは、へその下あたりがモゾモゾ・ソワソワする感覚があると思いますが、それで良いと思います。

次第に、板ががターンしてきて、エッジが噛むようになります。そこまではとにかく我慢です。

体軸を倒したり、体をひねったりしないようにしてください。

あくまでも前足に乗せた体重で自然にターンするというのを学ばないと、この練習の意味が無くなってしまいます。


エッジが噛んだらゆっくり停止し、基本姿勢を確認

まずは1ターン事に、停止するようにしましょう。

次のターン始動の際も基本姿勢からスタートさせないと、どんどん姿勢が崩れてきてしまいます。

1ターン事に、姿勢をリセットさせる癖をつけましょう。

停止したら両足で軽くジャンプして、バランスよく着地できるかをチェックすると良いです。


ターンの始動から停止まで、必要な動作が全て盛り込まれている。

いかがでしょうか?

ノーズドロップの最大の難しいところは、

  • 体重が前足に乗り切っていないのに滑り出してしまうこと
  • 滑り出した後は早く安心したくてターンをすぐに終了させてしまうこと

だと思います。

これらの点に注意して練習してみると、確実に上達するはずですよ!


これをマスターするとスムーズなターンが出来ます。

やりかたは凄く簡単。

自分の体・体重を前側の足に移動しながら

板のノーズを滑る方向に向けていく。

体重を前方に移動させて、ノーズを滑る方向ければ、勝手にすーっと滑っていく

スノボ 初心者vol.39 ノーズドロップ【親父インストラクターより】 - YouTube

参考になれば幸いです。

では!


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